家具職人の景色 #5

家具職人の景色。

今日は、一般的に言えば家具職人の仕事からやや離れていますが、イスの座面を張る景色です。

ikususuではイスの座面を張る仕事。ソファのクッションを作る仕事。ランプのシェードを貼る仕事。これらも立派に家具職人の仕事なのです。家具ができていく最初から最後までを自社でワンストップで行っていることを表すいい例ではないでしょうか。

イスの張りを専門に請け負う「張り屋」さんというものがいますが、ikususuではそれを自社で行うノウハウを身につけ、より柔軟にスピーディに対応していく環境を整えました。

写真はIXC-03の丸い座面を張っているところです。芯となる合板にウレタンと呼ばれるクッション材を重ね、表地となる布をかぶせて、裏をタッカーというホッチキスのオバケみたいなものでとめます。表面、側面から見てシワやたるみのない、若々しい20代の肌が理想です。引っ張り具合も均一にすることで座面のふくらみも均一に仕上がるので、力加減も大事なところです。職人が変われば張り具合も微妙に違ってくるかもしれない繊細な仕事です。

いつも手にする「木」という素材とは全く異なる素材「布」。

座面の大きさに合わせたサイズにカットするところから始まります。

縦の糸はあなた、横の糸はわたし。というように縦と横の糸が異なる色で全体の色を出す布も多くあります。そんなときは、どちらを縦に持ってくるかを統一して、同じ布が同じイスに乗ったときに全く同じになるようにしています。表裏はもちろん縦横の向きも気を配りながら。

 

張り終わった座面。あとはイスに付けられるのを待つばかりです。

いろいろな色の在庫があり、お客様にいろいろな色が選ばれ張られていきます。季節によって人気色の傾向も違いますし、生地の質感の違いもまた季節感を演出してくれます。

最近は、イスの座面の張り替えも多くご注文いただいております。

座面の布地、ウレタンはどうしてもへたっていくもの。

そんなとき、座面の張り替えをしていただくだけでも、ずいぶん変わるものです。ついでに色も変えれば部屋の雰囲気も変わります。

今の季節、春らしい色に張り替えて部屋を明るくしてみてはいかがですか?

Coment (0)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です