まさに箱のような見た目のテレビボード、IXTB-1600HAKOを、幅2m34cmで製作しました。

非常にシンプルなデザインのテレビボード。動きの少ないアルダー材と、手づくりの指物加工により可能となったデザインです。

この、”箱”感。たまりません。
通常のIXTB-1600HAKOは、幅160cmで、そのサイズ感から、棺のような？！見た目ですが・・・今回は2m34cmあるので、もはや棒・・・？！サイズを考えずに見ると、一瞬、木片のようにも見える不思議。

それは、継ぎ目が表に出ないつくりだから。フレームは、伝統的な指物の、留め加工で組んであります。

扉も、斜めにカットすることで、フレームとぴたりと合わさります。開閉はフラップ式です。一見、どうやって開けるかわからない扉。中央に少しの溝が掘ってあり、そこに手を掛けることで、手前に引けるようになっています。

後ろを壁にぴたりと付けられたいとのことで、天板にはコード穴（W50 D15）を設けてあります。
また、コンセントがちょうど底板の位置に干渉するので、底板を切り欠きました。

脚の位置は通常は端っこですが、今回は中央寄りに付けました。宙に浮いている感じが際立って、これもまた、面白くなったと思います。

IXTB-1600HAKOの特注自体はよく製作しますが、これだけ幅のあるサイズは初めてのことで、反りの恐れなど躊躇もあり、製作も難儀しましたが、お客さまの”こんなものがほしい！！”という強い思いで完成しました。
イクススの工場にしか出来ないものを、これからもつくっていきたいものです。

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