仙台のお客さまからmukucabをベースにした特注リビングボードをオーダーいただきました。
こちらのボード、何といってもサイズが壁から壁までの2700mm。高さも収納力抜群の1050mm。
引き出し12杯に、細かく30mmピッチで可動する扉内の可動棚もたっぷり10枚。
これひとつでリビングの収納を一手に引き受けるぐらいの、懐の深いリビングボードです。
まさにビッグリビングボード。何となくビックリするくらいのという意味も感じます。

できるだけ壁から壁までのスペースに合わせたいということで、お客さまのお宅に採寸に伺い、コンセントタップの位置なども考慮し、造り付けのような置き家具を目指しました。
これだけのボリュームですが、スッキリとした印象にするために、ツマミやハンドルではなく手かけ仕様です。
これまでにない形状で、機能とデザインを併せ持った手かけに仕上がっています。
側面から見ると「J」の形状ですので、J型と呼ぶことにします。
ご希望の際は、「J型の手かけで。」とお申し込みください。
「し型」でも伝わりますが、何となくかっこいいので、Jでお願いします。

これだけのサイズを1台として製作することはできても、搬入が難しいので、今回も2分割での製作としています。
天板は1枚で製作したいところだったんですが、配送サイズにも上限があり、いろいろな規制の中で、泣く泣く2分割にしました。
しかし、材料自体は1枚で製作してカットしたので、木目はつながっています。
引き出しの前板など、木目をつなげて、細かなところで一体感を出すことで、全体の収まりの良さを感じさせます。

天板の配線孔は、本体がそう簡単に動かせないこともあり、プラグが通るくらいの大きなスペースが必要でした。
その後、実際に通してしまえば、その大きなスペースは必要なくなるので、蓋ができる仕様にしてあります。
細かなオーダーのひとつです。

せっかくのオーダー家具ですから、こういう痒い所に手が届く仕様は、ひとつでも多くかなえてあげたいものです。
美容院で聞かれる「かゆいところありませんか？」は、大概ありませんが、オーダー家具のかゆいところは結構あるはずです。
こちらから、「ここかゆくないですか？」と提案できるようになるのが理想ですね。

これだけのサイズのリビングボードが部屋にピッタリと収まったときの気持ちよさ、かっこよさ。
想像するだけでたまりません。
その様子はインスタグラム(@ikususufurniture_sendai)でご覧いただけます。
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ぜひチェックしてみてください。

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