長野県のお客さまより壁面収納のオーダーをいただきました。
過去の事例を元に、具体的なご要望をいただき、それをベースに打ち合わせを重ねたものです。

壁面収納と言っても、搬入・設置のことを考えるとどこかで分割する必要があります。
それを設置したときにどうやって一体感を出すか。
そこが見せ所だと思います。

デザインとしての統一感はもちろん、分割部分を見せないような収まりも大事です。

今回はテレビボードHAKOのデザインがベースなので、金属脚が本体を支えています。
床から上がっている分、ボリュームに対して軽快な印象を受けます。
スリット扉と、階段状のシェルフの適度に空いたオープンスペースは抜け感を演出して、かつリズムも生まれています。
仕様で言うと、テレビボードHAKOは下開きのフラップ扉ですが、今回は引き出しもあります。
前板を分割する事例は多くありますが、引き出しとフラップ扉の両方が選択肢にあると、使い勝手は格段に良くなる気がします。
デザインありきで選んでいただいているかもしれないHAKOですが、機能性もまだまだ進化を遂げています。

そして何より、全て、白！ホワイト！
これに尽きます。
「白」というと何となくピュアなイメージ、清潔感のあるイメージです。
そんなイメージが手伝って、家具そのものにもそれを感じます。
どんなお宅に置かれるのか、どんな風に空間に溶け込むのか、気になってきたと思います。

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