家具職人の景色 #11

お久しぶりです。家具職人の景色11回目です。

前回の10回目が5月でしたから、ずいぶん時間が経ってしまいましたね…

その間に梅雨に入って、梅雨も明けました。そうです、夏本番です!

昨日も今日も、岐阜市は最高気温35℃を超える猛暑日となっており、工房内は40℃近くまで上がり、暑いというか熱いです。

汗は「したたる」でも「流れる」でもなく毛穴から「噴き出す」感じです。

穴の話が出たところで、穴をあけるといえばこれ。今日の景色はボール盤です。



 
回転するドリルを、押さえた材料に向かって、レバーで下ろしていき穴をあける。それだけの単純な機械です。

とは言え、ドリルの種類によって穴の大きさが変わり、ドリルを下ろす位置によって穴の深さが変わり、材料を置く台が傾くことによって穴の角度も変わります。

使い道は様々で、使用頻度も高いです。ちなみに上の写真は、イスの座板をビスで止めるためのビス穴をあけています。



 
ビスは正式には「木ネジ」と言いますが、木ネジは頭が表面に出ないようにするために、頭の大きさの穴とネジ本体の大きさの穴の2段階であけます。

その2段階の穴を1回であけてくれるのが写真のドリルです。太さの異なるドリルが合体して1本になっています。これをつかうことで効率よく穴あけ加工ができるのです。



 
穴あけるといえばボール盤。ということで、ご紹介させていただきましたが、実はいろんな穴があけられるといっても、丸い穴に限ります。

? 穴は丸いんじゃないの?

そうですよね。でも家具をつくる過程では、四角い「角穴」や長細い「長穴」などもあります。それらの穴をあけるにはまた違った機械での加工になるのです。

穴にもいろいろありますね。

思い込みで進んで行って、その先には思わぬ落とし穴が…なんてことにならないように気をつけたいものです。