高さ90センチの特注ハイスツール -ミナペルホネンよりタンバリンの生地を張って-

お客さまより、ステキな「納品写真」をいただきました。今回はハイスツール2110HIの特注でしたが、1m20cmのカウンターで、パソコン仕事などをするための用途ということで、高さ90㎝という、これまでにないのでは?というくらい背の高いスツールのご注文でした!

高さがある分、座った時の安定感を確保するために、通常のハイスツール2110HIではなく、スタッキングチェア2110のワイドで制作してあります。
そう実は、スタッキングチェア2110とハイスツール2110HIは、同じtumuシリーズで見た目的にも脚部を除けば、同じデザインなのですが、ハイスツールの方が座面のワイドが細くなっているのです。

ハイスツールはちょっと腰掛けるものといった感じのワイド加減、スタッキングチェア2110の方は、ダイニングやリビングで、チェアとしてある程度の時間、腰掛ける前提で作ってあります。よく子ども用の椅子と間違えられるスタッキングチェア2110ですが、高さは普通のダイニングチェアと同じで、座面もある程度の幅があるので、大人仕様のチェアでもありつつ、スタッキングもできるので、来客時など、気軽に椅子の数を増やせるという魅力があります。

今回のお客さまは、高さは欲しいけど、しっかりと安定的に座って仕事をしたいというご要望だったので、座る部分のワイドもしっかりとあり、脚部も90㎝と高くなった分、不安定にならないように、貫が加えてあったり、座る際に登りやすく、座った後、足をかけることもできるよう、ステップが2段という仕様になりました。
そしてファブリックは、お客さまからご支給の生地minä perhonen (ミナペルホネン)より、Tambourine(タンバリン)となっております。ノスタルジックさを感じさせる、可愛らしくもシックなファブリックとアルダー無垢材の相性がバッチリで、柄物ならではのアクセントも加わり、とても素敵なハイスツールとなりました。
ミナペルホネンのこの生地は、椅子の張り布にも耐えうる強度もさることながら、複雑かつ繊細に織られた柄と色味によって、使っていくうちに下に織られた糸の色味が出てきたりと、色味の変化が楽しめるそうです。無垢材の経年変化とともに、時間をかけていろんな表情を見せていってくれるのではないかと、私まで楽しみです。

お客さまからも、「安定感もあり座り心地抜群です」とおっしゃっていただけて、とても嬉しく思いました!
それにしても、お部屋がとても素敵ですikususuのハイスツールが新入りとして、そしてお仕事のおともとして、これから気に入って使っていってもらえたら嬉しい限りです。

Tさま、この度は心よりありがとうございました!

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ハイスツール
IXCS-2110HI特注
W500 D475 H1140(SH900)
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